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■タイトル:エコプラスチックの課題と展望(2010年5月1日)
現在、推定で世界で年間1億トン以上のプラスチックが再利用されないまま廃棄されいます。世界中で地球温暖化によるCO2問題(カーボンニュートラル)や継続可能社会の実現対策(サステナビリティ)が叫ばれ日本の各業界でもエコプラスチックの採用が検討されています。エコプラスチックの採用に弾みがかかったのは、米国カーギルダウ社のトウモロコシを原料としたポリ乳酸の大型プラントの稼動により、従来価格の約半分近くまで樹脂価格が下がったためです。しかし急激な利用率の増加によりポリ乳酸市場価格は今後再び上昇する可能性もあります。このポリ乳酸樹脂は日本でも家電製品や自動車などへの採用が決まりつつありますが、石油原料のプラスチックに比較し耐熱性、耐衝撃性、水分バリア性、生産性、コスト問題などがあることから、汎用化粧品容器での実用化は困難とされてきました。プラスチック材料の耐熱性を表す指標の一つに熱変形温度があり,自動車部品で多用されているPP(ポリプロピレン樹脂)の熱変形温度は約120℃であるのに対して,従来のポリ乳酸樹脂は約55℃と低く、シャンプー容器をバスルームに放置したり、化粧容器を自動車内に置き忘れると変形したり中身の水分が蒸発するという問題がありました。又、耐衝撃性の指標であるアイゾット衝撃値でも,PP は一般に8〜10kJ/m2 であるのに対して,従来ポリ乳酸樹脂は約3kJ/m2 と大幅に低いのが問題でした。しかし近年の企業努力によりこれらの物性上の欠点が改善され、2008年には花王が、2009年には資生堂が中国専用化粧品ブランドに「ポリ乳酸」を50%以上使用した容器を採用しています。今後の問題点としては、バイオマスプラスチックであるポリ乳酸樹脂の比率をどこまで上げられるかという点です。さらに、ポリ乳酸等の現状のバイオマスプラスチックでは、生分解性の問題が完全には解決されていないため、水分バリア性の問題を解決すると、どうしても土壌や水中での分解速度が遅くなり、米国で社会問題化している埋立廃棄や川や海に流出した容器により水生生物などに対しての影響が懸念されます。これらの問題に対し、近年、乳酸ではなくコハク酸系のエコプラスチックが注目され、乳酸系の「バイオマスプラスチック」に対し、土壌や水中で分解され植物の肥料になることから「グリーンプラスチック」と呼ばれています。コハク酸グリーンプラの特徴としては、生分解性を持ち、万一燃やしてもCO2発生量が少なく、有害ガスの発生がありません。この度、ITOはこのコハク酸グリーンプラに注目し今回世界で初めてクリームジャーの試作に成功しました。
■タイトル:生分解性プラスチックの化粧品容器への応用に着手(2010年2月1日)
アイ・ティー・オーでは、生分解性プラスチック容器用ペレットの販売を開始します。「生分解性プラスチックを使った化粧品容器は、キャップは流通しているものの、コストの問題などから本体はなかんか普及しないのが現状である。耐久性や安全性を確立させた化粧品容器の開発を望んでおり、来年1月より容器メーカーにテスト用としてペレットの無償提供を開始する」(伊東社長)容器は、肉厚化したり内面塗装をすることで耐久性を高めることができ光分解されるシュリンクフィルムにも使えます。そのコストが多少価格に反映されても、今やエコロジー対する取り組みに理解を示す女性は少なくない時代になりつつあります。「容器を餌と間違えて飲み込んでしまう水生動物の危機的状況を見過ごしておけない。生分解性容器なら万が一誤飲しても胃の中で消化される。ペレットは数種類あり、来年1月にそのうちの1つを供給を始める。BGやアルコールが少なく、水分が90%の化粧品におすすめだ。容器の容量は200mL以下で、透明は出来ないものの、あらゆる加色に対応する」(伊東社長)アイ・ティー・オーでは、耐久性テストなど、協力してくれる容器メーカーと知恵を出し合い、開発を進めていきたいと考えています。
■タイトル:新規ナノカプセルの開発を推進(2010年1月1日)
アイ・ティー・オーでは、生体内で抗酸化作用を有効に発揮する化粧品原料に着目し、さまざまな学会で積極的にその機能を発表しています。弊社が目下、力を注いでいるのが会社発足依頼業界をリードしてきたビタミンCE誘導体を含む化粧品シリーズの開発です。最近は両親媒性の新規ビタミンC誘導体で、高い界面活性力を有する「APP(アスコルビン酸リン酸パルミテート」または「TNPa(トコフェリルリン酸Na)を基材に用いたナノカプセル「ナノスフィア」の開発に成功し注目を集めています。 ナノスフィアは、水に分散するだけで粒径300ナノメートルの粒子にできます。フルイタイザーにかければ90ナノメートルとさらに微細化も可能です。ビタミンE・C誘導体でカプセルを作っているため電気泳動性があり、イオン導入技術を組み合わせると高い皮膚浸透効果が得られます。また、皮膚基底層に存在する
フォスファターゼによりカプセルが分解されるため、基底層付近の色素細胞、皮膚幹細胞、線維芽細胞を直接ターゲットにすることができます。そしてナノスフィアは、レチノールやアスタキサンチンといった安定性の悪い成分を包摂して製剤化することが出来ます。皮膚に対するレチノールの刺激性を減少させることも判明しました。また、ナノスフィアに包摂すると活性酸素に対するバリアー作用により包摂した成分の酸化分解を防ぎ、退色や変色を抑制することが出来ます。また、成分の徐放性能もありあります。 一方、最近は高濃度ビタミンC処方の人気が高いですが、UVB波によって肌に悪影響を及ぼすアスコルビン酸ラジカルを発生させる場合があります。これに対してナノスフィアは、アスコルビン酸ラジカルを発生さることはなく皮膚の深部に持続的にビタミンCを届けることのできる理想的なビタミンC誘導体といえるのです。
■ DCクラブの概要
■ 日経メディカル2006/09月号
【大人のニキビにビタミンC誘導体】取材を受けました。
■ プロビタミンCの効果
■ プロビタミンCのトピックス
■ ビタミンC誘導体ローションとジェルの作り方
■ 話題のリン酸型ビタミンC誘導体を高濃度配合した化粧品
■ 高濃度アスコルビン酸誘導体ローションを試す
■ アスコルビン酸リン酸とは?
■ OEMを利用してオリジナル化粧品の製品化に挑戦
■ あなたのコスメ構想をより具体化
■ 化粧品OEMの構成
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